放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

郷土史を学んだ話

灯台下暗し

 いつもの通り、県内で過ごす休日。コロナも相変わらず収まらないし、大きいほうのバイクもないので大人しくカブでウロチョロ。静岡は大方見た、と思っていたがそれがそうでもなくて。今日はそのことを書く。
 大きい方は、先日修理が終わったとの連絡があったので頃合いを見つけて取りに行く予定。早よ乗りたい。

郷に入っては

 で先日行ったのは大崩海岸。毎度のことだがジモティ(大体の情報ソースがジモティなので誰にどこを聞いたか判らなくなってきている今日この頃)から話を聞き、足を運んだ次第だ。
 港町っぽい長閑な住宅街を抜けると突然タイトなワインディングが始まって。タイトだからこそ小さいバイクで走るにはこれが気持ちいいのなんの。

Newジモティ

 海岸沿いの峠っぽい道を抜けると海に掛かる橋があって。袂で景色を堪能していると一台の原付が。話してみると東側の民(静岡は東西に長いので東西で分類される)で、納車後初のツーリングとのこと。で近くに国鉄の廃線跡があるというので一緒に行ってみることに。(まさに出会って3秒で即OOシリーズ)
 藪の中をえっちらおっちら海岸まで下っていくと、廃線のトンネル跡が。なるほど大崩海岸とは読んで字のごとく見事に崩れていた。

 
 
 
 
 
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続ジモティ

 でまた別の日。張り替えたチェーンの具合を見るために試走で行った道の駅に顔なじみジモティがいたので、夜だというのにそのままツーリング。夜景の綺麗な公園を教えてもらう。

 
 
 
 
 
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 眼下に広がる金谷町と島田市を見ながら、大井川の話を聞いた。昔々、江戸時代には大井川には橋が架かっておらず川越人足に運んでもらっていたんだと。で大雨で増水した際は移動規制がかかるから水量が収まるまで宿場に泊まるしかなく、おかげで金谷・島田はがっぽり儲けていたそうな。何となく調べたこのサイトは面白かったのであげておく。

runw.cocolog-nifty.com


 「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とは言葉だけは聞いたことがあったが、それで栄えた名残が眼下の街明かりだと思うとなんだかしみじみした。まさか何げなく超えていた国道1号バイパスにそんな歴史があったとは。

 因みに箱根で見つけた甘酒屋さんの近くにあった東海道の石畳跡が、この公園付近にもあったのだが、先の箱根八里と大井川。石畳跡が遺っているのは偶然か。

www.1jpsho.com

最後に

 「隠れ家的」という言葉がある。隠されているものなので、本来は知る人ぞ知るみたいなニュアンスで使われていると思うが、ネットで調べれば「港区の隠れ家的レストラン」とかただ小洒落ただけのような場所がホイホイ出てくる(港区女子とやらとそういうとこで一度はおデートしたい人生だった)。が、ネットでホイホイ出るほど多くの人に認知されているわけでもないけどまあ地元なら知ってるよね的な場所はやはりジモティに聞くに限ると思う。

 余談だが大崩海岸はタイトなワインディングだけに事故も多く、心霊スポットとしても有名らしい。それをオバスポと呼んでる若いジモティを見て、自分もオッサンになったのかなとか感じた。

お題「気分転換」