放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

郡上八幡で夜な夜な踊った話

この記事は

 今夏に岐阜の山奥、郡上八幡で夜な夜な盆踊りする祭り、郡上おどり(徹夜おどり)に行った話。

 クラブへ繰り出すことが年齢的に厳しくなった日本男児諸君、桃源郷は郡上にあったぞ。来年もリピートしたい満足度。

きっかけ

 以前博多祇園山笠の記事で少し書いた、祭りおぢとの会話がきっかけである。徹夜で山笠開始を待っていると突然踊り出すおぢ。聞けば徹夜踊りなる祭りに向け盆踊りを練習している最中とのことだった。

 そんなこんなで人生のバケットリストに追加されたこの祭りに行くべく、虎視眈々と機会を狙っていたのだが、昨年は弾丸北海道の旅があったので今年になったワケ。

郡上おどり(徹夜おどり)とは

 その名の通り郡上八幡にて連日行われる400年の歴史ある祭りで、今はユネスコ無形文化遺産となっている。特に盆の4日間は徹夜おどりと呼ばれる期間で、20:00から4:00までのオールナイトダンシング。

 曲が10種類あり、踊りも曲によって変わる。このお祭り、なんと観光客でも飛び入り参加が可能で一緒に踊ることが出来るのである。

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感想

 結論から書くと、期待を大きく上回る満足度だった。提灯に照らされる街並み、響く手拍子と下駄の音、向かい合った時に対面の人が見せる笑顔。思い描いていた夏祭りがそこにあった。祭りに対して見物人のポジションとして“目撃”するだけでもエキサイティングなのに、参加者として祭りの一部になる興奮といったらこの上ない。踊りの種類が多くそれぞれが地味に難しいが地元民も勿論居るため、事前の練習無しでも上手な人を見ながら見様見真似で踊れる。

 気に入った曲は「春駒」である。踊りも一番簡単、テンポも早め。面白いことにこの曲が始まると恐らくジモティなのか大量の若者が集まってくる。これ(ちょこっとワシも映り込んでいた)

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最後に

 楽しみ尽くした末、今回は2:00でリタイア。日常生活で下駄履いて長時間歩くというか踊る機会など皆無のため慣れておらず、帰り道は足裏がパンパンで一歩を踏みだすのも一苦労だった。

 今回はバイク乗りご夫婦が営む民宿にお世話になった。町には民宿がちらほら。会場から少し距離はあったが、川が近くせせらぎが聞こえリラックスするには抜群のロケーションの素敵なお宿だった。あとバイクに理解があり駐輪場があるのも嬉しいポイント。

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 もっと言うと郡上がいい場所で、まるで九州は宮崎のような、溢れんばかりの自然に囲まれた日本の原風景のような景色が広がっていた。山と川、蝉の声。夜は静かで星明かりが綺麗だった。特に夏だったので川の水が綺麗で冷たかったことが印象深い。鮎と一緒に泳げる川がある町。また行きたい。

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