馬耳東風
最近更新が空くことが多くなったが、今回はどうしても書きたいことがあったので重い腰をあげた。
つい先日の話、いつものように金晩から神奈川デポに泊まりに行っていた。このところ雨続きで週末家に引きこもらざるをえない状況だったのでなんだかリフレッシュしきれてなくて。特に目的があったわけではないが気づけば足が向かっていた。
Neo Tokyo
が、折角関東に行くならついでにということで、普段は神奈川までしか行かないのだが今回は緊急事態宣言が解除されていたこともあり満を持して東京へ(とはいえ先月も行ったのだがその話はまた今度)。目的は二つ。
まずは油そば。先月東京に行ったときは絶賛緊急事態宣言中で飲食店は20時以降テイクアウトのみ。イギリスから帰国した時以来1年ぶりの東京で、どうしても食べたかった油そばをテイクアウトしたのだが、店内飲食と違ってラー油と酢それに玉ねぎを好きなだけ使うことが出来ず不完全燃焼だった。そのリベンジを見事果たしたわけだ。
もう一つはというと、新国立競技場をこの目で見ることだった。紆余曲折あったし、あと2週間弱、開会式ギリギリまで揺れそうだがとりあえずお上はやると言っているのでやるんだろう。だが当の開催期間は緊急事態宣言入るし、そもそも開催期間中はインフラがパンクしそうなのは明らかなので、今のうちに見ておこうと思って行ったわけだ。設営等々現段階でも作業があっているみたいでフェンスが設けてあり建物の下まで近づくことはできなかったが、まあまあ近くで見ることが出来た。しかし事の運びがどうも踏んだり蹴ったりなので手放しに荘厳さを味わうことが出来ず、なんだか複雑な気分だった。
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「旅人に休みなし」
で打って変わって本題の箱根。いつもは1号を通って神奈川方面から静岡方面に帰るのだが、今回少し寄り道をした。芦ノ湖に突き当たる手前、最後の信号を右折せず直進すると曲がりくねった山道をやや下る。すると左手に見えてくる建物、それがこれだ。
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なんでも江戸時代から続くお茶屋さんらしく、いかにもな雰囲気。財閥系企業のような大きくて歴史ある感じではなく、こぢんまりとした家族経営で長い歴史があるってのは素直に感服。なんでもこの季節は“冷やし甘酒”が名物だそうで、勧められるがまま頂く。¥400也。さらにたまたま店主(13代目で若旦那)とお話する機会があり、実はこの建物が十数年前に建て直されたものであることやそもそも道の向かい側にあったこと、先々代や先代の大戦時には経営難で店を閉める事さえ考えていたことなどなんやかんやお聞きすることが出来た。
中でも響いたの「旅人に休みなし」の理念からずっと年中無休で営業していること。旅とは常に動いている状態であり、たとえ休憩であっても旅の途中、休みはないというポリシーがなんかかっこよくてビンビン来た。
最後に
日曜・月曜と更新しなかったくせに何こいてんだと思われたらぐうの音も出ないが、今も人生という旅の途中である。ホッと一息つくことはあっても休みはない、そう言われたような気がしたので急いで書きあげた。
なかなか腰があがらないそこのアナタ、甘酒茶屋に是非。