放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

怒涛の7連勤を終えた話

朝から晩まで

 題の通りだが7連勤が終わり、本当に何も予定がない一日を悠々自適に過ごしたところだ。掃除洗濯をして、散髪に行った。

 先週はスタバが毎日、飲み屋が4日といった具合で、どっちの職場の同僚からも「どうしてそんなに働けるんだ?」と驚かれるというか奇妙がられる始末である。日本人は戦闘民族ならぬ労働民族なのではないかと思う今日この頃である。

Lightmanの一週間

 Goodwoodの関係で日曜は休みを取っていたので、久々にミサに行けた。1か月ぶりぐらいに行ったにも関わらず、みんなが顔と名前を覚えていてくれたので嬉しかった。

 丁度日本でいう新米の時期で「豊穣感謝祭」とでも訳したらいいのだろうか。各々が果物や缶詰を持ち寄って神様にお供えするという催しをした。あとこれは愚痴になるのだが、牧師さんがパンとワインを参列者に分け与えるとき、僕だけいつもスルーされることが辛い。帰国までにもらう:これ目標。

 終わってそのままN爺宅でガーデニング。娘の旦那さんも来ていて、みんなでゆっくり。ご飯を頂く。ここんところ飯だけだけど、今週いいことあるのでよし。

 夕方から別の教会のミサに行く。いつも行く朝のミサで「お前若いからこっちのほうが向いているかも」って紹介された教会。なんと夜7時から、しかも入るとステージでバンドが演奏してスクリーンに映るゴスペルを信者が熱唱。年齢層が若く、朝のミサとは正反対だった。

 帰りにブリストルに来てからずっと気になっていた中華料理屋に行く。麵がインスタントと同じ細い平麵だったのでそれだけ残念だったけど、スープの味には満足。

 
 
 
 
 
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 スタバに日本のテレビ局の人がお客さんで来る。なんでもバンクシーの取材とのことで、絵画に疎い自分としてはわざわざ日本から取材に来るのかと素直に驚き。少し前までブリストル美術館にバンクシーの作品が二点展示してあったのだがどちらも今はないので残念だ。

 日本人に合う確率は圧倒的にスタバが高くて、駅ナカの店舗故話す時間はそんなに長くは取れないがまあ楽しい。理由はそれぞれで同じブリストルで働いている、日本からの出張、大学と人それぞれだ。職場では「お前は俺たちのイメージしていた日本人とは全く違う」と言われるとおり、そんなに日本人だということを自覚する瞬間って少ないけど、日本人と海外であったときは「あ、自分って日本人だな」って再確認する。

 夜は語学学校の日本人の送別会。語学学校時代から存在は知っていたが結局そんなに話さず仕舞いだった。以前フランスでワーホリを経験されていたみたいで、ちょろっと話した感じスタンスというか雰囲気は僕と似たものを感じた。

 家に帰ると家主夫婦が声をかけてくれて、テレビであっていた日本の特集を一緒に見た。BBCの女性キャスターが相撲・中間管理職研修・ソロウエディング・地下アイドル・熊野古道を巡る、というものだった。どれも切り口が斬新で、特に中間管理職研修は見ているこっちが恥ずかしかった。家主夫妻曰く、大きな声を出すというのはイギリスでは普通ではないことらしく奇妙がるというか面白がっていた。またソロウエディングは僕も知らなかった商売で、「自分たちフリーターには結婚できる保証がないから綺麗なうちに写真だけでも残しておきたい」と答える(確かそんなことを言っていた)インタビュイーに対し涙を流すキャスターが印象的だった。

 
 
 
 
 
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 日曜の朝というか土曜の深夜、仕事を終え家に帰ると家主夫婦が友人夫婦と飲んでいた。なんでも40年来の友人だそうで、この土日にロンドンから遥々友を訪ねてきていたのだ。

 
 
 
 
 
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 昨日は断ったがこの日は翌朝仕事だというのに誘惑に負け、一杯。先ずはお酒がおいしいのなんの。普段はあんまり飲まないラムだったが、五臓六腑に沁みた。そして話も面白くて。友人旦那の第一声が「シェイクスピアをどう思うね?」だったのにはビビった。酒の席での話がもっぱら職場の愚痴しかない日本とは大違いだ。

 木曜から朝晩と働いて、しかもこの日は前日の睡眠が3時間だったにもかかわらずぶっ通しで働いた上にお酒まで飲んだので。当然翌日は会社に遅刻した。同僚のモーニングコールで目を覚ます。ただ日曜というのにスタッフは平日並みに多かったので仕事は楽だった。ストックの整理整頓をする。本来SVの仕事なんだけどなとかイラっとしながらも遂行。

最後に

 先週飲み屋に2weekletterを出した。所謂辞表だ。今の生活はほんとに仕事しかなくて、イギリスを楽しむ時間が全くと言っていいほどない。スタバは上司がワガママだしモラルが低く環境が良くない、飲み屋は夜遅い。辞めるのはどっちでもよかったのだが、早朝で終わる仕事のほうがありがたい。そういうわけでの結果だった。

 ところが辞表を出した飲み屋のマネージャーは今まで見たことないような悲しい顔するし、店長やコック長には引き留められるし、思いがけない反応だった。地元に根差した飲み屋だがトリップアドバイザーでもトップに入るぐらいまあまあ有名な店だけに厳しく、何人もクビなっている中引き留められるというのは嬉しいことだった。

 というわけでスタバにフルタイムからパートへの変更を打診して、ダメならスタバを去るという方向で行こうと思う。まあ来週には結果が出るかと。