放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

北の大地を踏んだ話

この記事は

 会社の夏休みを利用して北海道に行った話。今回の学びは、勝負はギリギリまで分からないってこと。

そもそも

 南の島で育った筆者は生まれてこのかた新潟以北に行ったことがなかった。そんな私がなぜ北海道にと言うと、きっかけは友人の送別会だった。

 海外からの友人が国に帰るというので、最後に日本らしい場所に旅行でも行って送別会をやろうということに。ただ、普通に決めたんじゃ面白くないので白馬村、遠野、佐渡島、珠洲、八丈島と様々候補が出たものの、最終的にあみだくじで選んだ。

選ばれたのは

 妖怪の里、遠野。宿泊は少し離れた同じ岩手県の花巻温泉に決めたのだった。移動手段はバイク。生憎鳥男は永遠に車検から帰ってこない為、今回もレンタルバイクを借りた。

 今まで長期連休は盆暮れGWと必ず九州に帰省していたため、帰省をしない盆休みの使い方がイマイチ分からずとりあえず3日でバイクを予約。長期連休は連休入り前日から移動し、最終日にUターンという流れがお決まりだったため、初めての帰省しない夏休みだった。

大間の向こう側へ

 で、極地フェチの私はどうせ花巻(ほぼ盛岡)まで行くなら直帰せず本州最北端、大間まで行こうと事前に決めていた。ついでに時間があれば途中バイクを降りて電車に乗り換え、北海道を踏むことが出来ればとは考えていた。

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 そんな折、夏休みまであと2日と言うところで会社で休みの予定を話していた際、「大間からフェリーでバイクを持って行けばいいのでは?」との金言を貰う。北海道は”でっかいどう”ぐらいしか知らなかった筆者だが、調べると確かに大間ー函館間でフェリーが就航していた。

 しかし腐っても休み2日前。なんとか函館ー大間のバイク付きの便を確保できたものの、大間ー函館間はバイク付きの便は売り切れていた(念のため帰りの函館ー大間はそのまま取って置いた)。

幸運の女神は30分前に

 そして迎えた旅行初日、ご存知の通り8月中旬の台風直撃で宇都宮以北は全部雨だった。

 二日目、送別会の連中が寝静まる宿を後にひたすら北上。受付30分前に船着き場へ到着し、列の一番前に並ぶことが出来た。昨日雨の中を走りながら、そして二日目大間へ走りながら、休みの日にしては明らかに少ないバイク。「誰か一人くらい、キャンセルするバイク乗りが居るのでは?」疑念が確信に変わる。

 結果はタイトルの通り。受付15分前に点灯した電光掲示板にはバイクの空席が×から△になっており、無事にチケット入手。こうして当初は行く予定すらなかった北海道に、バイクで上陸することが出来たのである。

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最後に

 本州最南端、佐多岬には足繁く通っていたが、本州最北端への到達、そして北海道へのバイクでの上陸をする日が来るとは(しかもこんな形で)思ってもみなかった。

 昔は全てが予定調和で決まっていないと気が済まない性分だった。しかし今は「まあそんなこともあるだろう」の精神で、いいこともそうでないことも、受け入れられている気がする今日この頃。そう言えば変化や余地が苦手だったな...

今週のお題「苦手だったもの」