放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

お世話になっていた象使いに偶然再会した話

午後5時の堀切峠

 本当に偶然だった。その日は日曜日だというのに、しかも前日までの雨天がウソのように晴天になったというのに集中講義で朝から大学に出ていた。授業が終わるや否やバイクを駆り堀切峠に向かったのは言うまでもない。いつもの道の駅に着いて停まっているバイクを見ていると、いきなり誰かに頭を撫でられた。

 そこに立っていたのは、遠く離れた県にいるはずの通称“象使い”先輩だったのだ。斜に構え、ほとんどの先輩を慕っていなかった僕がお世話になった数少ない先輩の一人である。聞けば仕事でたまたま宮崎に来ていて、たまたま部下が堀切峠に寄りたいと言ったから来たとのこと。もし講義が終わって大人しく帰っていれば、もし信号に一つ多く引っかかっていれば、もし道の駅で僕がトイレに行っていれば...。もしもを挙げればキリがないが、本当に偶然だった。

 

2年ごしの答え合わせ

 彼にはある言葉を貰っていた。「喜びは創り出すもの」。象使い先輩が卒業した年に僕は上京し就職。その後イギリスで1年過ごし今に至ることはこのブログを読んでくださっている皆様は承知のはずだ。

 しかしこの言葉を貰った当時、自分は「誰しも楽しいと感じる仕事や職場」があると頑なに信じていた。思い返せば、この言葉を実践し続けた2年だった。右から左に同じものを1日500個作っていた上京時代も、レストランの皿洗いから始まったイギリス時代も。むろんそれは現在の日常にも生きている。

 

最後に

 明日は内定式だ。正社員バージンはブリストルに散ったが、日本の新卒採用は勿論今回が初めてである。何が待っているのか、楽しみだ。

 

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