あけましておめでとうございます
長い読者の方はご存知の通り、例年は初日の出ハントに出かけていた。一昨昨日は鹿児島県は本土最南端―佐多岬から、一昨年は福岡の志賀島から、去年はイギリスのロンドン―グリニッジ天文台から。
2020年に新しいバイクを買ったので2021年元旦も考えてはいたのだが、コロナ禍でしかも大寒波で路面凍結の恐れがある(九州以外の読者の方は良く驚かれるのだが、南九州は冬でも雪が降ることは稀であり積もる事は先ずない。せいぜい路面凍結)のと、何より卒業論文が終わらないため県内に留まることにした。
因みに行先は佐多岬か志賀島を予定しており、特に志賀島の2日のバイクミーティング(要はバイク乗りの集会)では私が乗っているのと同じバイクに出会えるかもしれないと期待して行く気満々だったのだが、ギリギリで諦めることになった。しかしその2日のミーティングも悪天候で延期になったとのことなのでどの道行かなくてラッキーである。
初日の出よりも特別なこと
そんなこんなで県外への移動を諦めたため、初日の出ハントのモチベーション自体がなくなっていた。というのも宮崎の初日の出スポットと言えば堀切峠―道の駅フェニックスだが、冗談抜きで毎日通っていた(自分でも馬鹿げていると思いながらも何故か足を運んでいた。やることといえばトイレをするぐらいである)たため何ら特別感を感じられなかったのだ。そもそも新年に初日の出を見るのは、一年の最初に普段なかなかしない「日の出」を見るという行為から来る特別感を味わうためであり、それを味わうことが出来ないのならする意義はないという結論に至った。
それよりも相方と新年を共に迎えたことが長年一緒にいるというのに実は今までなかった(例えば自分や相方が実家に帰っていたり、自身が国外にいたりした)ので、紅白を見ながら夜通し飲み明かして年越しを迎えた。ありふれた過ごし方だが、自身には十分重要な時間だった。
金御岳にて
元旦、起きると既に日が昇っていて。ゆっくり雑煮を食べてバイクの走り初めをした。時間が遅かったのか例の堀切峠には2~3台しかバイクが停まっていなかった。それから南にバイクを駆り、山を越えて都城の金御岳という山に行った。広大な都城盆地の向こうに焼酎の「霧島」のモチーフとなっている霧島山が見渡せるという、なかなか景色のいいスポットだ。
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すると1人バイク乗りが居て。寒いですねから話していくと、同じくなんとなく走り初めに来たということで。元旦テンションでバイクを並べて2人で写真撮影をしていると初詣の話になり。そのまま道案内がてら一緒に行くことになった。因みに全く初対面の彼。「出会って_秒で合体シリーズ」もびっくりのスピード感である。
初詣
というわけで全く知らない人とツーリングをして神社を参拝。参道でようやく身の程話をしたので、そこでようやく名前や年齢を知った。それでも感覚的にはあまり変わらず、バイクって面白いコミュニケーションツールだなぁと改めて感心した。
最後に
2021年も希少な経験からスタートを切れたし、面白くなりそうである。今年もよろしくお願いします。