放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

世界の中心で2020年を迎えた話

謹賀新年

 読者の皆様、明けましておめでとうございます。今年は日本にそして大学に帰る年。ボーナスステージ(休学期間)も残りあとわずかとなり、焦りのような寂しいような複雑な心境の今日この頃。復学及び就活がスタートしたらブログをどうするかはまだ考え中。

 とりあえず10日も開いたので追い上げの更新。

Lightmanの年末年始 in England

31日火曜日

 早朝の便でロンドンへ。初日の出を特別な場所で見るという習慣のためだ。もとはというと元旦は一年の礎であるから寝正月など言語道断という我が家の家訓から来ているのだが、いつからか初日の出ハントの日になった。因みに昨年は福岡は志賀島から。

 

www.1jpsho.com

 お昼は念願の鰻を食べた。『地球の歩き方』の「ロンドンのB級グルメ、ウナギ料理の老舗」という紹介を読んでから、ずっと行きたいと思っていた念願の店だったので嬉しかった。1891(明治24)年創業の老舗なだけあって、店内は小汚く簡単なイートインスペースもあった。肝心の名物うなぎパイ(浜松土産ではない)は絶品で、しっかり煮込まれたウナギが美味かった。思わずおかわりをしたが基本は1mash/1pieでお腹いっぱいになれる。日本の鰻のように開きではなくぶつ切りなのでビジュアルは少々インパクトがあるが味は確か。£5少々也。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Light Man (@1jp_lightman)

www.instagram.com

 夜は世界でも有数の花火、ロンドンアイを中心としたテムズ川沿いからの景色を見るためにHampstead Heathに行った。というのも花火付近は混雑するし、数年前からチケットが必要になったということだったので丘の上からだったら丸っと見えるだろうというN爺兄の算段だった。しかし背の高いビルが丁度邪魔をしていて、上のほうしか見えなかった。ただ、0時になった瞬間に四方から花火が上がる様は遠目ながらも圧巻だった。帰りの電車はホームや改札まで列が出来ていたので駅に入るのまでにまず時間がかかった。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Light Man (@1jp_lightman)

www.instagram.com

1日水曜日

 前日家に帰り寝たのが3時前。というのに5時に起床。そう初日の出を見るためだ。向かった先はグリニッジ天文台。そう、誰もが地理で習うグリニッジ天文台はロンドンにあったのだ。題の「世界の中心」とはそのことで、大英帝国の時代はとうに過ぎたがGMTこと時間の中心は未だにここなのである。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Light Man (@1jp_lightman)

www.instagram.com

 しかし結論からいうと、初日の出は見ることが出来なかった。さすがは霧のロンドン。日の出の時刻になっても霧が晴れることはなく、筆者は寒い中何やってんだろうという思いに駆られたのは言うまでもない。だが、ただでは転ばないがモットー。天文台は博物館も併設されていて会館が10時だったので待つことに。念願の初日の出は拝めなかったが、2020年第一号観光客の座は掴めた。しかも£16とロンドンの史跡の入場料としては割安な価格ながら、中身はどれも興味深いモノばかり。懐中時計は時間を測るためではなく航海のために作られたことなど、驚きが満載だった。帰りはブリストルのスター:ブルネルが作った水底トンネルを通って帰った。

2日木曜日

 N爺兄と衛兵交代を見にバッキンガム宮殿に行った。まあ年明け初ということもあってものすごい人だかりが出来ていた。とてもじゃないけど近づけないので遠目で見ていたけどパレードが終わった時点で撤収。雰囲気だけは味わうことが出来た。

 

www.1jpsho.com

 その後宮殿近くの喫煙具屋に行った。ダビドフは以前行ったしそこまでパイプ用煙草の種類が多くなかったのでJames・J・Foxに行った。店内にしっかり王室御用達の盾が飾ってあって、凄みを感じた。オリジナルブレンドを買ったはいいものの、店での保存状態が良くなかったのか極度に乾燥していた。ブリストルの喫煙具屋のほうが規模は小さいし王室御用達ではないが、品質は良かったと思う。まあ観光客相手が主だろうからそこは難しいところなんだろう。葉っぱよりパイプに興味を持つお客さんが多い印象だった。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Light Man (@1jp_lightman)

www.instagram.com

 Waterstoneの最上階のカフェでお茶をした後、SOHOという街に行った。ロンドンの一角ながらアンダーグラウンドな雰囲気を匂わせるなんともいかがわしい街だった。アダルトショップやエロDVD屋が軒を連ね、一本奥の路地に入ると「MODELS」の看板がちらほら。N爺兄曰く買春の隠語らしく、天下のイギリスにもそういう店があるんやなあとちょっと感心した。

最後に

 誰しもすることだろうけれど、年末年始ということでふと2019年を振り返っていた。そして昨年のハイライトが「どこどこに行った」や「何々をした」ということでなく、「誰々に会った」という人との出会いだったことに気が付いた。これは自身には初めての経験であった。また途切れていた縁も繋ぐことが出来た。様々な人に会って様々な人生を見て本当に沢山考えさせられ学ばせてもらった。いつもブログを読んでくださるそこの貴方、そう貴方です。

 今年も年の瀬、何か新しいことを感じられることが出来れば幸いである。