放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

日帰りでロンドンに行った話

思い立ったが吉日

 タイトルの通り、ロンドンに日帰り旅行に行った。経緯としてはこうだ。

 火曜日、前日のお金の話が妙にひっかかり、市内のPOSH(お金持ち)な地域を散策。ただ、これぞって感じの人とは出会えず。

www.1jpsho.com

 夕方、また爺のお見舞いに行く。その時漠然とロンドンの話を爺にした。「家主が先週末に行ってて、最安£14で往復って言ってるけどどうなん?」的なノリ。そしたらその場で電話かけ始めて。相手はロンドンに住む彼の兄。来るなら会って案内してくれるとのこと。

 先週の引きこもりのリバウンド、且つPOSHに会いたかった。で券買ったのが前日23時。弁当作って用意して寝たのが25時前。

 早起きは£換算でどれぐらいお得?

 起きたの4時。早起きに強いのは昨年一年間の賜物と言えるだろう。起きて開いたメールで爺兄に会うことを決める。今回は大英博物館を半分とほかの博物館のロケーションを把握できたらいいぐらいの軽い目標設定。

 衛兵に会えず

 8時について、朝のバッキンガムストリートをてくてく。で人通りの少ないパレスをパシャリ。衛兵さんに叱られたかったけど、朝早かったからか居ませんでした。

 それから散策していると奇遇にもキングスマン、さらにタバコの名店ダビドフの店舗へ。

 
 
 
 
 
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実在しているとは。知ってる人も多いと思うが、映画キングスマンの舞台。キングスマンについて面白い記事を書いていてらっしゃる方がいたので、挙げておく。『映画キングスマンをファッションから考える』

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

 そしてロナウドがジャンプした場所へ(違う)。

www.youtube.com

大英博物館

 それから大英博物館へ。会館前から長蛇の列。ただ特別展以外は只だしと並ぶ。ディスるわけではなく、福岡市博物館にも常設展があって0円だけど、まあ桁が違う。特別展レベルの常設展が全フロアに詰まっている。

 既に平日とは思えない人だかりで戦意喪失。常設展を見るのあきらめ、FINALWEEKの看板見たし漫画展に行くことに。漫画の歴史なんて正直知らなかったし、改めて手塚治虫氏のすごさを知る。シーンの移り変わりの速さ。あと最古の漫画が鳥獣戯画なのは笑った。

 結構な数の漫画の絵コンテというか原画が見れた。展示用に翻訳版が並べてあったけど擬音がカタカナのままだったのが変な感じだった。

 
 
 
 
 
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旅立つ前にゼミ室で読んだブルージャイアントがあってしんみり。

  別のエキシビションは三菱主催の日本展で日本語の会話がちらほら。その中でアイルランドでワーホリ中の方の出会う。ボランティアをしながら生活している彼女の話を聞き、無償労働に可能性を感じる。

新しい友人と歴史ある街

  N爺兄に合流。兄弟だからか凄く顔が似ている。ファンキーでいい人。博物館を出てコーヒーブレイク。そこで初めて甘くないクレープを食べた。ゴーダチーズが入っていて旨かった。見た目は少ないけど一皿でおなか一杯に。ケチなイメージのイギリス人だが、彼は初対面の自分に快くご馳走してくれた。

  そこからチューブ(地下鉄のことをUNDERGROUND、TUBEと呼ぶ。SUBWAYというとサンドイッチ屋になる)でHARRODSにワープ。オイスターカードというSUICAみたいなIC交通券を忘れたけど銀行のキャッシュカードが代わりになると知る(コンタクトレスに限る)。でマクラーレンのディーラーと百貨店を外から見て次はバスに。ロンドンのアイコンともいえる赤い二階建てバス。ダブルデッキと呼ぶ。

 史跡をどう守るか

 でビクトリアの公園の前で降りて、劇場と公園を外から見た。何度も塗り直しや改修を行っているらしく、金ぴかだった。

 オリジナルのまま朽ちていくのも運命だというスタンスだから、薬師寺東塔や八坂神社の門が塗りなおされて、京都に行くたびに?ってなる。同じ理屈で、改修の意義を理解できなくて聞くと、産業革命期の石炭の灰で汚かったからきれいにしたんだと。なるほど人為的要因なら致し方ないってことで納得。劇場にトイレ借りている間、土砂降りの通り雨が降る。

 京都に遊びに行った友人が、「うちはまだ60年の新しい店なんで」と自称する料亭に行って驚いたという話を聞いた。漬物屋の村上重とか180年だからそういう世界なのだ。こっちもそうで、18世紀とか17世紀にたてられたって平気でいうからビビる(これはロンドンに限らずどこでも)。

 建築すらも展示物

 科学博物館:Science Museumを突っ切って自然史博物館:Natural History Museum へ。クジラの骨がでかい。

 
 
 
 
 
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 建物建物自体もいろんなところに動物や魚、恐竜が隠れていて見ていて飽きない。そこ見ている間に雨降ったみたい。でも出たら止んでいた。

  最後にVictoria and Alvert Museum へ。N爺兄は芸術志向で、そこが一番のお気になんだと。宝石セクションを見ていたらタイムオーバーで退出(17:30)。

 晩御飯

 近くのチャイナ料理屋に入る。値段£6。なんでも物価が高いといわれるロンドンではかなーり安く抑えた。しかもまあチャーハンなのに肉が細切れではなかったり、卵が入ってなかったりはしたけど、美味いし出てくんのが早い。よかった。

ビックベン、そしてボリス宅 

 そっからまたチューブでビッグベンにワープ。現在改修工事中で美しい外観の全貌は見えない。でボリス宅(首相官邸)見る。バリケードがあるため一角には入れない。柵越しに手を振ったけどボリスは出てこなかった。

  基本的にロンドンの公共施設(図書館、博物館美術館劇場)の前にはバリケードあるし、出入り口で持ち物検査される。最近も会ったばっかりだけど常にテロの緊張の中にいることを思い知らされる。

 ウエストミンスター寺院を外から見る(閉館は15:00)。割と早い。最後に対岸の観覧車:ロンドンアイの下を通ってパブで一杯。

 感想

 バスが遅れたので、住んでる街に帰り着いたのはam2:00頃だった。

 超弾丸だったけど、先ずは初めてのまともなロンドン観光が本当に楽しかった。やっぱり都会が好きなんかなとか思ったり思わなかったり。

 あとはN爺兄と意気投合できたことがうれしかった。車が好きで、バイクを持っていて、美術品が好きで、映画が好き。接点が多いため話が弾む。

 と、霧のロンドンと呼ばれる場所で朝っぱらからずっと晴れに恵まれ、雨は降ったものの当たらなかったので良かった。

 まとめ

 POSHには会えなかったが、新しい友人ができたし、ちょっとだけ土地勘ができた。あとN爺兄が手ぶらでしかも財布も持たずキャッシュカード一枚で来たことにはびっくりした。恐るべしキャッシュレス社会。

  新しいことをしに行くこと、新しい人に出会うことはやっぱり刺激的で楽しい。