放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

初めてチップをもらった話

チップ

 イギリスには(ほかの国も有るかもしれないが)、チップという文化がある。料金+αで、会社ではなく個人に渡すお駄賃のようなものである。主に接客業に多い印象がある。

 僕はというと、接客業について早一か月程度経っていたがお客さんからチップをもらったことがなかった。まあ当然かもしれない。オーダーをとったりの接客ではなく、空になったグラスやお皿を下げるのが僕の主な仕事。お客さんとの接点が皆無だった前職の皿洗いに比べたら、少しでも話す機会がある今の仕事のほうが僕にはありがたい。でも、お客さんから多い時には£20紙幣を握らされる同僚を見るとやっぱり羨ましかった。

 で、先週の土曜日。

遂にチップをもらったのである。

 ママさんグループの一人の方から「頑張ってるから」と言って、頂いたのだった。同僚に比べるとやっぱり英語が達者でない自分は、若干のあきらめムードに入っていたので、もらった時は正直嬉しいよりも、何が起こったか理解できないくらい驚いてしまった。£3.50也。こうして僕のチップバージンはブリストルに散ったのであった。

先週の更新からやったこと

木曜

 日本の終戦記念日のニュースを見ながら家でゴロゴロ。やっぱり家に一日中籠りっぱは気分が悪いので夜の街を徘徊。A38沿いのラーメン屋に行ったらラストオーダーから1分過ぎたことを理由に入店を拒否られる。そういう所まで日本風なの腹立つ。

 気晴らしに道向かいのジャズバーに入り、隣に座ったお客に絡む。終戦記念日の話をすると「じゃ、今頃お前の国はお祝いムードなのか?」と聞かれた。「過ちは繰り返しません」的な懺悔の念が強い日本とは対照的な発言が印象的だった。

金土日

 きつかった。深夜まで飲み屋、翌早朝はスタバ、昼から深夜まで飲み屋、次の朝またスタバ。完全にワーカホリックになっている。世界有数の労働大国から脱出したのに、働き方はそのまま。これが国民性ってやつか?

月曜

 晩、夕方から家主旦那と雑談していて気が付いたら飯時に。「魚多く焼き過ぎたけど、食うか?」と誘われ初めて食事を振舞ってもらう。自分は自分で、家主夫婦は家主夫婦で夕食を作り一緒の空間で食べるってのはしたことがあったが、振舞ってもらったのは初めてだ。家族の一員として迎えられた気がして嬉しかった。

https://www.instagram.com/p/B1brUIYDnKW/

Thank you for good meal. #supper

 食べ終わった後も音楽の話で盛り上がり、ワインを振舞ってもらいながら遅くまで話し込んだ。お互い、いろんなジャンルを聞くので気が合ってよい。日本のアーティストの話になったのでサムライギタリスト『MIYAVI』さんを紹介すると気にいってくれたみたいで、奥さんに至っては洗いものしながらノリノリで踊っていた。

 イギリスと言えばツイードジャケットを着こなすことがイケてる紳士の嗜みなので(まあそれももう古い考えなのかもしれないが)、ツイード欲しいって話をするとセカンドハンドショップ(日本でいうセカンドストOートみたいな古着のお店)を紹介してもらって。

火曜

 町のセカンドハンドショップお店を渡り歩いてツイードを探したのだけどあまりいいのがなくて。結局マークアンドスペンサーのツイード生地のジャンバーを購入。£14也。

https://www.instagram.com/p/B1bJp5AjNBF/

Dear, Mr Mizoguchi #溝口 #secondhand #harristweed #bristol #england #nippon #japan

 世界中から古着を集めたよってお店には「溝口」の刺繡が入ったツイードもあった。でも高かったしサイズ合わなかったから買わない。ごめんね溝口さん。

最後に

 今日はというとなんか家でぼーっとしていた。予定がない日に家にこもりがちになる今日この頃。予定あるときとない時の差が激しい。まあ予定ある日はとことん活動しているしいいかなと思う。7月末的な状態ではないので可(詳しくは過去記事参照)。

 

www.1jpsho.com