放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

日本最後の一日に迷い、決断した話

あと一日になって

 ついにあと一日になった。丸一年前の春、4月からの就活を控え自分の将来を見つめなおした時「もう少しだけ自分の将来について考える時間が欲しい」「就活の場を日本に限定したくない」そう思った。

 それが正直な答えだった。先ずは英語やと語学留学を思い立ち、資金集めのために就職した一年。ようやくスタートラインに立ったわけだ。

湧き上がる不安

 けれど今日の午前中の気分は一言でいうと最悪だった。英語力は足りるのか、働き口はあるのか、それまでにお金が尽きるんじゃないか。ほかの人のブログを読みながら、どんどん不安になった。

 気が付けばお金もそんなにない。折角だから日本人の経営する(というか職場で日本語を使う仕事)ところには行かずに、向こうでしかできないことをしたいけど。果たしてできるんだろうか。夢破れて帰ってきたら恥ずかしいな。ぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる考えた。もっとお金を貯められていたら、もっと英語を勉強しておけば。後悔に後悔を重ねた。

 行っても意味がないんじゃないか。そんな、一年間一回も思ったことのない感情も出てきた。

 

絶対大丈夫、きっとうまくいく

 でも、もう判っていた。こういう、迷った時にどうすべきだったか。この一年間で学んだことの一つだ。TEDtalkの追体験の件。フリをするんだ。楽しみなフリ。なんでもできそうなフリ。

 それから思い返した。嫌なこともあった。辞めたいと思ったこともあった。でもやり遂げたこの一年間、その日々で感じたことを綴った日記、職場で仲良くなった人からもらった手紙。全部読み返した。

 

 
 
 
 
 
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 思い出の写真も見返した。過去の自分に元気をもらった僕は、自分に暗示をかけた。

 

完走が勝利

 そういえば告知していなかったが、イギリスに行ったら絶対に行って見たいものがある。マン島TTだ。サーキットを使わず、一般公道を使って島を周回する歴史あるレースだ。

 開催期間は今週と来週。つまり観戦から今回の旅は始まるのだ。TTとは昔、試練の旅をする者という意味があったらしい。

bike-lineage.org

 生きて帰るだけですごいじゃないか。しかもそもそも目標としていた就活にこんなに早くチャレンジできるなんて、もっと面白いじゃん。「働いて帰れたら儲けもん」じゃないか。

今回の目標

 ただでは転ばないのが取り柄だ。昨年は何事も楽しむのが目標だった。勿論今年もそれは踏襲する。

 どんな結末になろうと、何かを学んで得て帰ると決めたんだ。

 

           やらまいか!