放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

カレーとダンディズムの話

この記事は

 2日続けてカレーを食べた話。Day1は箱根の某ホテル、Day2は都内の白洲次郎旧邸宅だ。特に次郎邸では、「次郎は野菜嫌いで、カレーと一緒にしか食べなかった」という逸話を聞き、ダンディに憧れる20代PayPayの筆者としては食べ物の好き嫌いくらいではダンディズムは揺るがないことを知った休日だった。(137文字)

Day1

 もう何も言わずとも読者諸君は、まーたアイツは箱根行ってんだろうなとか悟っていらっしゃるだろうがご名答、また箱根である。つい先日、ついに職場でも「週末箱根って晴れてる?」と聞かれた次第だ。別に気象予報士になった覚えはないがその週は晴れだと答えておいた。

 以前行きたい場所で書いたかもしれないが、中川家さんの漫才に出てくる「辛いカレー」こと箱根富士屋ホテルを食べに行った話。

カントリージェントル敗北

 宮ノ下に構える当ホテルは1878年(明治11年)創業の老舗。いつも全身ワークマンでバイクに乗る筆者だが、流石にこの日はドレスコードを気にしてワークマンのジャンバーの下にツイードジャケットを着こんでいた。

 
 
 
 
 
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 沼津側からの心地よいワインディングを走り抜け、芦ノ湖を通り過ぎ強羅を抜けたらもう宮ノ下。赤いバイクから颯爽と降り立ち、ワークマンのジャンバーを脱いだ私はビシッとジャケット。今の自分はさぞかしダンディなんだろうなとか悦に入っていた私が目にしたのは、品川一桁ナンバーの古いベンツ。箱根にベンツで、しかも一桁台(昔はナンバープレートは品川500とかではなく、品1と表示されていた。車検を切らさずずっと乗っていないと見ることが出来ないナンバーのため大事に維持されていることが判る)のピカピカの車体を見てしまって、付け焼き刃のダンディズムは見事に粉砕されたのであった。

 普段は田舎の広大な土地に住み、有事の際には駆けつける=カントリージェントルを良しとした英国紳士、そして白洲次郎だが、その日の私はさしずめ田舎っぺ紳士だったのではなかろうか。

お味

 ドレスコードは難なくクリア。というか先ほど改めて調べると今回行ったのは「カスケード」というレストランでドレスコードは特になく、ドレスコードがあるのは館内の別のレストラン「ザ・フジヤ」のほうだった。

 注文したのはビーフカレー。肝心のお味はと言うと、インドカレーほど主張の激しくない薬味と、日本のカレーならではのコクがあって美味しかった。中川家さんが言うほど辛くはなく、追加で薬味を足すことが出来るのがまた良し。ココナッツを追加すると甘みが増して尚GOOD。

 そしてカトラリーはフォークのみ。読者諸君もフォークだけで完食できるかチャレンジしてみて欲しい。

最後に

 Day1だけで結構な分量になったので今日はここまで。実はこの話、この記事の休日の出来事。

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 Day2では心機一転、髪型も変えてカレーを食べたというワケだ。一時期全然筆が進まなかったが、最近なんだかいい感じ。また近いうちに会いましょう。