放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

長野県の、念願の場所に行った話

初長野

 前回までの怒涛の連続更新(3年近くブログを書いているが連載は稀)から少し空いたが、また週末の話。人生で初めて長野県に足を踏み入れたのでそのことを書く。

 因みに人生で一番長野に接近したのは、草津温泉に行った時。道路の青看板で「長野」の文字は見た。

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諏訪湖のほとり

 今回の目的地は「プリンス・スカイラインミュウジアム」だ。日産自動車が今も販売しているスカイラインという単一の車種について、日産自動車に合併される前のプリンス自動車の時代から追った博物館(「日産プリンス東京」のようにディーラーの名前にもあるプリンスは元は別の会社。三井住友みたいな感じ)である。展示されているのは車であり、そのほとんどがスカイライン。

 実は今回の旅は一人旅ではなく、スカイラインに超詳しい友人とであった。待ち合わせは必ずといっていいほど横浜の日産本社、というぐらい大の日産博士なのだが今回遥々同行してくれたのだ。

スカイラインというクルマ

 そう言えば触れていなかったのだが、私も過去にスカイラインを所持していたことがあって。

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上の記事の車というのがまさにスカイラインのこと。車に興味ない人でもGT-Rの名前ぐらいは聞いたことがあるんでなかろうか(私の乗っていたグレードはGT-Rではないが)。

 スカイライン、好きな理由は幾つかある。完全な嗜好の問題だが、

1.かっこいい見た目

2.スポーティーカーとしてのイメージ

3.直列6気筒エンジンであること(そうでないグレードもあるが)

4.FR駆動であること

5.開発者が人車一体を目指していたことに起因する、運転する楽しさが感じられること

6.ファミリーカーという基本は保ったまま、ラグジュアリーモデルやサーキット走行に重きを置いたGT-Rモデルなど多様なモデル展開があること

7.海を超えた魅力を持っていること(単なる車としての魅力でなく映画や漫画の影響もあるだろうが)

等々。

 例えば7についてはイギリスでクラシックカーショーに足を運んだ際にも実感した。

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 特に私が所有していたモデルは、先代に比べ車幅が大きくなり若干ボテっとした見た目からあんまり人気がなかったモデルなのだが、それ故に広い室内空間があったことも古いスポーティーカーとは思えない魅力だった。

 また直列6気筒という縦に長いエンジンをフロントに搭載しているのでボンネットが長く、阿蘇などのワインディングを走ると地面を舐めているような走り心地が気持ちよかったことも好きだった理由だ。最近の車はどれもボンネットが短めでコンパクトにまとまっているものが多いのであれはなかなか珍しい感覚。

13代の重み

 博物館ではガイドかと見紛うほど詳細な解説を、その友人がしてくれて。特にどんな車種かは知っていても誰が乗っていたかまで判別着くのは最早変態である。

 
 
 
 
 
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 そんな中、今回一番気に入ったのがこのプロトタイプ。黒塗りで通称カラスと呼ばれていたそうな。歴代で割りと不人気だったモデルなのだが、その次のグレードが歴代一番と言われるくらい人気の車種で。不人気が基となって一番人気が生まれるってなんだか不思議だし面白いと思った。

即席うな丼

 博物館をじっくり見物した後は、諏訪湖周辺を散策。諏訪大社を廻り、昼ご飯は地元では有名らしい鰻を食べた(行くまで知らなかったが天竜川の影響か?)。鰻屋といえば店内飲食を想像するが諏訪湖周辺にはテイクアウト専門の川魚店が多く、その代わり値段も安い。

 
 
 
 
 
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 「すぐ食べるならご飯買っておいで」と近所のホカ弁を紹介され、白飯を買ってくるとその上に焼き立てのかば焼きを載せてくれてうな丼弁当完成。白飯代150円少々に特上鰻が2500円也。並みの鰻屋より安い。そして脂がのって美味かった。諏訪湖を見ながら。山並みと碧空が綺麗だった。

最後に

 何代も続く、というのはやはり難しいことで。名前は同じでも、時世によって求められるものも変わる。そんな中13代も同一モデルが続くというのはやっぱ感心でしかない(因みにトヨタのクラウンは15代。徳川将軍かよ)。

 博物館を出る際、丁度入っていく家族連れが居て。車が好きなのか、はしゃいで場内に駆けていく子供に遅れながら場内に入ったお父さんが「おお、これは」と感嘆の声を漏らしているのを見て、60年以上続くモデルであり世代を超えたファンがいる、というのもスカイラインというコンテンツのいい所であり好きな理由なのかもしれない、と思った。

 さしあたり10個。

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由