放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

イカレた友人を見送った話

思い立ったが吉日とは言うけれど

 前回の更新で、スタバ時代の同僚と最近つるんでいるという話をした。21歳の人で、見ていていろいろ未熟だなと思う反面なんだかほっとけなくて色々世話をしていた。町を案内したり、仕事を紹介したり。写真はある日の散歩の際にパシャリ。

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moon night #fullmoon #bristol

 そんな彼女から昨日突然「イングランドを発つからお別れが言いたい」と連絡が来て。聞くと三日前にスイスの企業から内定が出ていて(求職がウェブで出来ることの大きな利点。住む土地さえ決まっていれば遠隔で就活できる。YMS使う人も日本に滞在中から就活を開始できるね。)考えた挙句、スイスに飛ぶことを決めたという。しかし券を買ったのが30分前でフライトが4時間後。当然荷造りもしていなくてこれからという話だった。

 もともと旅行でスイスに行った折その風景の美しさに魅了され、移住を試みたそうだ。しかし仕事が見つからず、友人の住むブリストルそしてスタバに行きついたのだという。一年間保険代や語学学校代等を工面する準備期間を置いた自分としては、彼女の行動はなんとも衝動的というか無計画だと思っていた。ブリストルに来た時も英語が一切話せず特定の同僚と母国語で会話をしていた。数か月で変わったとは言えこれから行くスイスに関しても、ドイツ語より英語のほうが話せるらしい。その日も午前中スタバで働いてきたらしくまだ辞表も出していない始末。所謂ブッチである。

胡蝶の夢

 しかしそれを(無謀だと知りながら)やってのける彼女はすごいなと思った。さらにスイスの空港から連絡があって、着いたはいいが預け荷物が行方不明だという。にもかかわらず、本人は大して気にしていない様子。僕も周りの人に良く言われるが、バカと天才は紙一重だと改めて思った。ネジが飛んでいるというか、イカレている。しかしだれにも止められないような勢いがある。

 また去年僕が学んだ「人生が退屈だと思う時は、自分が退屈な人間になっている時だ。刺激はいつでもすぐ傍にある。」ということを思い返させてくれたり(これは昨年お世話になったバイク屋さんで言われた。というのも彼女は仕事以外家に引きこもっていた。そんな彼女を連れだして新しいものを見せた時に驚く顔が印象的だった)、人生に悩みながらも自分の人生を生きようとする姿は自分と重なるものがいくつもあった。

 色々アトバイスしていたはずが、こっちが学ばせてもらった。何も考えずに情熱だけで突っ走っていた頃が懐かしくなったし、忘れていた何かを思い出した気がした。

Lightmanの一週間

14日火曜日

 語学学校時代の知人がインスタグラムに習字セットを手に入れたという投稿をしていたので連絡した。というのも昨年ブリストルであった日本文化のイベントに参加した際に今の下宿先の住所を書いて家主にプレゼントしたらやたら気に入ってくれたみたいで、それをN爺とN爺兄にプレゼントしようと考えたからだ。

 

www.1jpsho.com

 小学校の習字の授業で青い空とか希望とかやたら明るい言葉ばかり書いていたのに、まさか異国に来て書くのが住所でしかも喜ばれるというのは少し妙な気分であった。しかしお手本とか何もなしにただ自由に書くというのもなかなか悪くないなと改めて思った。なんというか気持ちよかった。

15日水曜日

 ここのところずっと嵐というか雨続きだったがこの日は久しぶりに晴れたので街をふらふら。パイプ屋と散髪に行った。コーンパイプの吸い口が噛み過ぎて変形してきたので(吸う時に手で支えないとそうなる)吸い口だけの部品がないか店主に聞くためだったが、残念ながら部品のバラ売りはしていなかった。買い替え時かと思って新品のブライヤータイプを買おうかとも思ったが吸い口が全部プラスチック製だったので辞めた。キセルみたいに金属製にしたらいいのに。

 

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 正月にロンドンのJJFOXに行ったという話をすると感想を聞かれたので、店の規模や品ぞろえは良かったが購入したオリジナルブレンドが乾燥していた(煙草には適度な湿度が必要)のが気に食わなかったという話をした。まあ当たりはずれはあるよねってことで納得。

17日木曜日

 今日はN爺の弟さん夫婦とN爺とでランチをした。ロンドンに住むファンキーなN爺兄と違って真面目で落ち着いた人だった。それもそのはず、N爺兄とは12歳差しかも職業は牧師さんだという。いい機会だと思っていつも行っている教会の牧師さんには聞けないようなぶっちゃけた話を聞けたので良かった。

最後に

 明日から初出勤だったはずが明後日からに変わった。あと£500稼げるか、正念場だ。