放浪記

LightManの放浪旅行記。東西南北ふらふらと。

イギリス二つ目の仕事を辞めた話

大きく動いた2週間

 既に10月も半ば。光陰矢の如しとはよく言ったもので、この国に住んで早くも4か月が過ぎたわけである。

 2週間と大きく間が空いたが前回の更新からの大きな変化点は、飲み屋の仕事を辞めたことである。4か月で早2回目の辞職である。先ずはそのことについて書きたい。

ここ1,2ヶ月の状況

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  過去記事にも書いたが、先月から働き過ぎの現状に限界を感じていた。正社員のスタバとパートの飲み屋の掛け持ちなので完全オフが週1ないしは0で長い時は14日連勤。仕事帰りに食事を買いに近所のスーパーで買い物をするのがやっとで、何かをする余裕が全くなかった。疲れもたまるので食欲/食費は倍増。週60時間働いて月約£1500(家賃が£400)稼いでも食費以外にお金を使う時間がない。

 確かに地元のネイティブですら仕事がなくて困っている中で二つも仕事を持ち、働き過ぎて困っているというのは贅沢な悩みだと思う。しかしワークライフバランスってやっぱり大事で、自分が働いているのは勿論大前提として生活のためだがその段階は既に達成できている。次の段階として「もっとこの国を味わいたい」という目的があるが今の状態ではそれを満たせない。

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  その解決策として勤務時間の短縮を打診してみた(施行が2週間後)が、待つことができずそれより前にどちらかを切ることにした。以前から言っている通りどちらも一長一短で甲乙つけがたく、言ってみればそれが難しかったからなあなあで今まで掛け持ちしていたようなものだ。で今回重視したのがスタンスだった。

時間給/やんわりシフトの欠点

 飲み屋のシフトのちょっと変わったところがDC/CLというシステムだ。CL(close)は文字通り店を閉めるまで。この「店を閉める」とはお客さんがすべて帰った後次の日の用意、例えばテーブルを拭き、グラスやカトラリーを磨きテーブルに並べる作業までを含む。一方 DCはDecline、状況次第で店を閉める前に帰ることができるというものだった。夜職のため、全ては客次第。スタバや今まで自分がしてきたどの仕事とも違って、終わりの時間がはっきり決まってないのだ。

 それは帰ろうと思えばさっさと仕事を片付けて帰ることもできるし、見方を変えればわざとだらだらして会社の残る時間を増やせばその分給料が上がるということを意味する。で自分以外のウエイター/バスボーイは皆地元の大学生、基本週末勤務のパートタイマーで、彼ら的には少しでもお金が欲しかったのだろう(それか単にモチベーションがひくかっただけか)。ダラダラする奴が多かったのだ。

 僕としては次の日も朝からスタバがあるから仕事さっさと済ませて帰りたい。ただ、ほかの面子はゆっくり残って少しでも稼ぎたい。そのスタンスに乖離があったことに気が付いたのだ。実際僕が働いた週はam2時ぐらいに終わっていたのだが、ある時休むとam5時頃までかかっていた。

惜しまれながらの退社

 長くなったがこれが飲み屋を辞めた理由である。まあマネージャーにはスタバで人が端無くなってもっと入んないといけなくなったし、バリスタの資格取ることになったからって伝えたけど。最終日には全員からおめでとう(日本と違い、次の職場が決まったらおめでとうと言われる)と祝ってもらえたし、キッチンやバーを含めその日働いていた全員から一言ずつもらえた。ちょっと泣きそうになった。

 

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 そういうわけで悪夢の皿洗いから僕を救い出してくれた飲み屋に別れを告げたのであった。